食肉

2013/14年度のビクトリア州農産物輸出業界で最も輸出額が大きかったのは食肉部門であり、その額は23億豪ドルに達しました。そのうちシェアが最も大きかったのは牛肉(生鮮・冷凍)で、食肉輸出総額の44%を占め、羊肉が38%でそれに続いています。ビクトリア州はオーストラリアで2番目に食肉輸出の多い州です。1

牛肉:2012/13年度現在、15,252の農業経営体が合計240万頭の肉牛を飼育しており、オーストラリア全体の9%を占めています。オーストラリアで最も高値で取引されている牛肉の中には、ビクトリアの牧場で育てられたものもあります。2013/14年度のビクトリアの牛肉輸出総額は10億豪ドル以上、オーストラリア全体の牛肉輸出総額の14%を占める2、ビクトリア州で地理的に最も広範囲に及んでいる業界です。

羊肉:2012/13年度には、10,716農場が何らかの羊生産に従事していると申告しました。羊肉生産はその中で最も重視されていますが、羊毛や生体輸出も重要な輸出品目に数えられています。3

ラム:ビクトリア州の高級ラム肉業界は、国内向け・輸出向けに高品質な自然肥育ラム製品を生産しています。全国のラム生産に占めるビクトリアのシェアは40%です。2013/14年度のビクトリア州産ラム輸出額は6億3400万豪ドル近くに上ります。4

鶏肉:2013/14年度にビクトリア州は243,000トンの鶏肉を生産しました。これは、全国の鶏肉生産量1,084,000トンの22%に相当します。そのうち3%が輸出されました。5肉価格がその他の食肉価格に比べて大幅に安く、消費者の鶏肉需要が高い状況は当分変化しないと予想されています。

その他畜肉:2012/13年度のビクトリア州産豚の屠殺総量は金額にして1億8540万豪ドルでした。ビクトリア州産ヤギの輸出は1997年の340万豪ドルから2014年には9600万豪ドルに成長しました。主な市場は米国です。6「その他畜肉」に含まれるヤギ、ロバ、バッファロー、鹿、アルパカ、馬肉等の生産は小規模と考えられています。 7


leg of lamb 

ワールドクラスのバイオセキュリティー、食品安全性、規制システム

食肉サプライチェーンをバックアップしているのは、活発な研究、先進的なインフラ、政府の支援、そして厳格な食品安全性基準です。ビクトリア州は厳格な国際・国内基準を満たした高級食肉製品を供給しています。例えば、全国家畜個体識別計画では、肉牛、羊、ヤギの個体を出生農場から屠殺まで追跡することができます。

所轄公共団体は、輸出食品の認証権限を有するオーストラリア政府農業省と連携しています。

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資料:

  1. ビクトリア州政府、第一次産業省食品繊維輸出実績報告
  2. Ibid
  3. Ibid
  4. Ibid
  5. 経済開発・雇用・交通・資源省、鶏肉業界概観(2014年12月)
  6. 経済開発・雇用・交通・資源省、豚・ヤギ・鹿肉業界概観(2014年12月)
  7. Ibid